レジオン通信18号
  2002年9月発行

  巻頭言(大麻とは?)     藤巻 正夫

レジオン通信16,17号で大麻(ヘンプ)の事を書きました。書き方が不充分でまたもやご質問を多く頂きました。今回はスペースを多くとりご質問の多かった、そんなに良い植物なのにどうして法律(大麻取締法)で禁止されているの?なぜ禁止されたの?日本では栽培できるの、しているの?というご質問について考えたいと思います。大麻とはなにか?出来るだけわかりやすく書いてみます。
大麻はクワ科の一年草で、高さは3〜5メートルになる。一般的に中央アジア、カスピ海周辺が原産地であるとされている。雌雄異株。繊維をとる目的で栽培された世界で最初の植物である。 
一般に、大麻はマリファナ、ガンジャ、などとして知られている。マリファナというのは正確には大     
麻の葉や花部分を指していう言葉で、全体を指して言う場合は大麻となる。大麻取締法によって禁止されているのは茎や種子以外の部分である。
大麻の茎からは繊維がとれる。それを利用したものがいわゆる麻布、麻縄であり、日本では太古から存在した製品で今でも神社などで使用されている。
大麻は、長い間日本人の生活の中で繊維用のほか食料、燃料、建材、薬などのための重要な植物として栽培されていた。今、日本でも栽培が少しずつ始まっています。
ほんの半世紀前までは、日本中どこにでも植えられていた。成長が早く3ヶ月で3mに育ちます。
● なぜ禁止されたのか?
‘本での大麻栽培を禁止したのはアメリカ占領軍で1948年の事。1937年に発令されたアメリ     
 カ本国における禁止政策を日本にも押し付けたのである。アメリカで大麻が禁止されたのは、依存症  
や犯罪などの実際的な問題が発生したからではない。何の正当な理由もなしに、突然、大麻は禁止されたのである。それまでアメリカでも大麻は繊維、紙、薬品などとして利用されていた。アメリカ独立宣言の起草文は、大麻で作られた紙に書かれた。
◆嵳腓硫ν諭廚涼者であるJ・ヘラーは、多くの文献をあげながら禁止のいきさつを次のように説明している。「大麻禁止は一言で言うと、石油産業の策略です。1930年代に起こってきた石油化学産業にとって、大麻が目の上のたんこぶとなったからです。なぜなら大麻が石油と同等、あるいはもっと様々な製品を作りだす事ができるからです」
○当時、開発されたばかりのナイロンなどの化繊にとって、丈夫な布やロープ、さらに絹に近い繊維も取れる大麻を何とかしないとマーケットが開拓できなかった。
○当時、機械油のほとんどは大麻油を使用していたが石油産業としては石油製品を普及させたかった。
  
○ 1930年代に大麻パルプからプラスチック製品が開発されたが石油業界としてはこれを阻止
する必要があつた。
○ 大麻製剤は処方薬として上位にあったが、化学薬品と競合し始めた。
○ 大麻は紙になるが、簡単に紙が作れるとマーケットを独占できなくなる巨大新聞社のおもわく
もあった。
以上の事から石油化学産業は大麻が目の上のたんこぶになり、弾圧した。
その石油が現在、地球規模の環境汚染を引き起こしていることを考えれば、大麻が石油の代わりに使われる事により地球環境汚染を救えると考えるのは自然だし、事実、大麻にはそれができるのである。
● レジオンで大麻の実を使ったパンとお菓子を販売しています。
1、 田舎の麻心
 レジオン生地(玄米と穀物入り生地)の中に大麻の実の粉を混ぜ込み焼き上げたパン。
2、 レジオン
 店の名前の付いた生菓子にも大麻の実の粉を使用しています。下の生地の部分にアーモンド、ヘーゼルナッツと共に混ぜ込み焼き上げています。上の部分はチョコレートとキャラメルを使った
 お菓子になっています、一度お試し下さい。
3、 コンプレ(大麻の粉と全粒粉のビスケット)
4、 麻の実サブレ(サクサクの大麻入りクッキー)
これから大麻の実を使ったパン、焼菓子を増やして行きたいと思っています。
● レジオンのサンドイッチ
マクロ・ビオ・テイック(大いなる生命の術)のお話をお聞きする機会がありました。身土不二、
その土地その季節の物をたべる、主食は玄米、穀物が基本。一物全体食(ひとつの物をすべて頂く)
陰陽のバランス、酸とアルカリのバランスをとるなどでした。レジオンのパン(国産小麦、天然酵母、玄米、穀物8種を使ったパンが中心)はマクロビオテイックそのものだと思いました。忙しい現代人に役立つパン、サンドイッチを作りたい、サンドする物もいろいろ工夫してマクロビオサンドを作ってみたいと思っています。お楽しみに。
● 国産小麦のパンを楽しむ集いに参加して。
独立行政法人農業技術研究機構の主催、国産小麦をパンにして穀物自給率を上げるには、全国の国産小麦パンの紹介、日本におけるパン用品種開発と、今とこれからなど、いろいろなお話を聞く事が出きました。パン業界が国産小麦をもっと使う必要があると思います。しっかりとした穀物中心の食生活を実現するには現代人にとってパンはとても大事な物になるでしょう、これからは日本のパン文化を創って行く時だと思います。全国で地粉を使い地元ならではのパンを焼く時代。レジオンでは今までどおり国産小麦、玄米、穀物、天然酵母、生体エネルギー水、天然塩などを使い日本のパン文化をどんどん提案して行きたいと思います。
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