レジオン通信  6号 
  1999年3月発行

  巻頭言(農業について)     藤巻 正夫

私は新潟県の米農家の次男として生まれ、農業高校(食品化学科)で学び農業と自然の中で育ちました。18才で田舎を出て、自然と農業から離れ、大都会の東京で生活し、菓子、パン作りを仕事とし農業との関わりを考えてもみませんでした。しかし今、日本の農業と自分の仕事がいかに密接につながっているかを感じています。
私たちの仕事は、食べる事の喜びを感じていただく事も使命の一つの様な気がします。そして出来る限り日本の素材(国産の小麦、砂糖、卵、玄米、穀物、)を使い安全を第一に考えているレジオンの菓子、パンは、日本の豊かな風土が恵んでくれている事をしっかりと認識しながら感謝の気持ちを持つて作って行きたいと思っています。農業があるから、森、水、自然環境が守られて来た、日本の農業を守る事は自然環境を守る事につながると思います。食へのこだわりとは、日本の農業、自然環境の大切さにまで思いが至り、味わって食べる事につながり、本当の食べる事の喜びが生まれるのではないでしょうか。レジオンの仕事や毎日の食生活は農業問題、環境問題と一体であり、私たちの仕事がお客様の食と暮らしを守る事、食料自給率を上げる事につながつて行く事を願い、お菓子を作り、パンを焼きます。
☆環境☆
今、レジオンで出来る環境対策は何だろう?、と考える時、毎日でる生ごみを何とか出来ないだろうか、よし、土に返そう!生ごみを堆肥にし畑に返し、まず野菜を作ろう、無農薬で有機栽培の野菜をレジオンでサンドイッチに使おう!これを一つの目標にして来ました。お客様とのコミュニケーションの中で畑をやりたい、野菜を作りたいとお話したところ、畑を貸しますよ、作り方も教えますよ、と言って下さった方がいらしゃいました。目標に一歩近づけるのではと、嬉しくなりました。まだ準備段階ですが、始めたいと思っています。生ごみが全て土に帰る様になれば、焼却炉の燃料は減り、高温で焼却することが出来るようになり、ダイオキシンも減らす事が出来ると聞きましたし、無駄がなくなり循環します。この事を実現することが、レジオンの環境対策であり、実現を心より願っています。菓子、パン、カフェの店の循環する理想の形を目指して。           
● レジオンのお菓子たちΑ  礇イニー アマン>
 フランス、ブルターニュ地方の素朴な焼き菓子、クイニー アマン、ブルトン語(ブルターニュ地方独特の言語)でクイニーはお菓子、アマンはバターを指します。19世紀の発祥でブルターニュ地方で一番古い物だと言われています。特産のバターと天然の塩で作ります。レジオンのクイニー アマンは、喜界島の粗糖(無精製の砂糖)、天然の塩、発酵バター、国産小麦などで作りました。表面のパリッとした食感が楽しく、バター、塩、砂糖がひきたてあい、コクと豊かな風味を出しています。一つ100円とお求めやすい価格です。ぜひお試しください。                                
◎次回予告 巻頭言は(情熱)☆水について ●レジオンのお菓子たちГ魯僖鵐疋献А璽漫 ー_鵑離譽献ン通信をお楽しみに!
レジオンの焼き菓子の賞味期限について。
レジオンでは焼き菓子を半生菓子と考えています。半分生菓子ですから賞味期限が短いのは当然と考えます。食品添加物は一切使用しておりません。見た目を良くする色素や保存料などを加える事は自然でしょうか?また脱酸素剤も使用しておりません。というのは脱酸素剤はカビを発生しにくくするのですが風味を損なうからです。半生菓子のよくある賞味期限が1〜3ヶ月というのは自然でしょうか。これらの理由から

マドレーヌなどのやわらかい焼き菓子は5日間
クッキーなどの固い焼き菓子は10日間

の賞味期限とさせていただきます。生菓子同様に焼き菓子も鮮度が命です。ひとつひとつのお菓子の個性ある風味をお楽しみ下さいませ。
レジオン店主
| レジオン通信一覧へ戻る |
▲Page top