レジオン通信  3号 
  1998年5月発行

  巻頭言(パンについて)     藤巻 正夫

私のパン作りはお菓子のサバラン、ババなどの発酵菓子から始まり、クロワッサン、ブリオッシュなどのお菓子屋のパン(ヴエノワズリー)と広がりました。そして今、私は毎日の命につながるパンを焼きたいと思っています。命につながるパンとは安全で安心な国産小麦、穀類(粟、きび、玄米、天然塩、活水)など使った、ミネラル、食物繊維、ビタミンがたぷりと入り天然酵母でじっくりと焼き上げたパンです。こういうパンを毎日の家庭の食卓に、忙しいビジネスマンの朝食に食べてもらいたいと思います。もう一つの私の目標は米で作る日本独特のパン文化を作りたい、そんな思いを持つています。日本の農業はこれでいいのだろうか?農家の次男として生まれ育つた私は、米には人一倍愛着があります。大切にしたい食べ物です。日本人の命です。減反せずに米をたくさん作れる様に米パンを作りたい。日本の米パン文化を作りたい。このような目標を持って、皆様の命を育むパンを焼きます。 
☆ 食事について☆
最近の子どもたちは塾通いなどで忙しいのでしょうか、家族そろって食事をとることが少ないと聞きます。お母さんの手をかけ心をこめて作ってくれた食事は体の栄養ばかりか心の栄養にもなると思います。家族皆が出来るだけ時間を調整して一日一回でも食事を共にすることが出来れば、たぶん、楽しく結びつきの強い家族になることでしょう。そういう家庭の子供は安定した気持ちで一日を過ごす事ができ、社会問題になつている、青少年の様々な問題(いじめ、暴力、殺人など)に関わることはまずないでしょう。子供たちには、食事はお腹を満たすだけではなく心も満たされる様な質と場を作って食べさせてあげたいですね。このことはもちろん大人にとっても同じ事だと思います。食事って本当に大切な物ですね。レジオンのお菓子とパンが少しでも皆様の食生活に貢献できれば、こんな嬉しい事はございません。
●レジオンのお菓子たち (コルマール)             
私の好きな町のコルマ−ルはアルザス地方を代表する町ストラスブルグの南、ライン川の上流にある。古い町並みを残す静かな町だ。アルザス地方特有の木枠作りの建物が多く、町を流れる運河に沿ったプテイット、ベニスと呼ばれる区域に立ち並ぶ。このあたりはアルザスワインの産地としても有名で美味しいワインを楽しめる。特に私の好きなジャスメイヤーのワインはすばらしいと思う。カーブを訪ねた時、隅々まで案内してくれ、全種のワインを試飲させてもらった。ジャスメイヤーさんのワインにかける情熱と心意気に感心した思い出がある。ウインターリンデン美術館も驚かされる絵が多くイーゼンハイム祭壇画のキリスト像はすごいと思う。こういう古い町並みと、どっしりとした静かな町をイメージして作ったお菓子が、その名も同じコルマールという名のお菓子である。アーモンドとへーゼルナッツをふんだんに使い、生地の美味しさを味わってもらいたいと思い作った一品である。口の中にコルマール(フランスの)を感じ取って頂けたら幸いである。
◎次回予告 巻頭言は(食文化とは?) ☆自分の出来る事から始めましょう ●レジオンのお菓子たちい蓮淵泪疋譟璽漫房_鵑離譽献ン通信4号をお楽しみに!   
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